撮った動画をより《見たくする》字幕の超基本ワザ

i活本記用・毎日女性会議
i活本記用・毎日女性会議

学生から熟年まで幅広い年代のシロウト女子の動画制作に、堀潤&下村&グーグル社がゼロから助言する「毎日女性会議」(月1回開講中)。ある参加者 の試作品に対する今日の私のアドバイス、コミュニティ・メンバーにしか読めないので、少し一般化してここに再掲。心当たりのあるポイントだけ、参考にして下さい。

[1] 最初のタイトル字幕が弱々しいと、《つかみのインパクト》不足。線を太く、大きくしてキャッチーに![2] 字幕を出してる時間が全体的に短い。例えば2行分の情報だったら、「1行出して消し、次の1行」ではなく、1枚(2行)にまとめて、その間ずっと出す。《しっかり読む時間を確保》すべし。[3] 音声とそれをフォローする字幕は、きちんと同時出し。丁寧に《耳と目を揃える》ことが、心地よく視聴者の頭に情報を届ける秘訣![4] どうしても沢山の文字情報を字幕にする必要があるときは、せめて途中改行を伴う《長いセンテンスは避ける》。できるだけ、端的な箇条書きで。[5] 字幕の格付け(どれとどれが並列の関係か、等)が視聴者の頭の中で一発でわかるように、表記に工夫(思いやり)を。例えば、《“小見出し”感を出す》部分だけは文字のベースに座布団を敷くとか。[6] 呑み会の参加者たちに次々にインタビューしてるシーン、質問事項を字幕にしてるけど、それは違う。《伝えるべきは、QじゃなくてA=皆の回答》! 今の字 幕を全て、QからAに差し替えてキーワードを強調すれば、会場のガヤガヤの中で埋没しかけてた名言たちが、くっきりと蘇る。それによって、単なる宴会ビデ オから、メッセージ動画に大変身![7] 《情の部分では、理は引っ込める》! せっかく盛り上がってる場面に字幕で理屈っぽい過剰解説を入れると、訴求力はガタ落ち。

―――毎日女性会議・第3期は、ただ今こちらから受講申込受付中。

書いた人 下村健一 24 Articles
若手メディア人の勉強会「令和メディア研究所」主宰。インターネットメディア協会(JIMA)リテラシー担当理事。TBS報道局アナ(スペースJ、等)15年、フリーキャスター(筑紫哲也NEWS23、サタデーずばッと、等)10年。その後、内閣審議官等のポストで計約900日、民主・自民の3政権で首相官邸の情報発信に従事。東京大学客員助教授、慶應義塾大学特別招聘教授、関西大学特任教授などを経て、現在は白鴎大学特任教授。小学教科書の執筆から企業(新人〜経営者)研修まで、幅広い年代のメディア・情報教育に携わる。

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